菌はトイレットペーパーを突き抜ける!
今こそ基本の手洗いを見直して

2019.03.07

「手を洗う」という行為は、インフルエンザウイルス、コロナウイルスや食中毒、その他の感染症の予防法として基本中の基本。
とはいえ、トイレに行くたびに徹底的に手を洗っているという人は一体どれくらいいるのでしょうか。
手を洗う
水が冷たかったり、急いでいたり、荷物を持っていたり・・・そんな時は指先だけチョロっと洗って済ませてしまうことはありませんか?

でもちょっと待って!

目に見えない菌にとって、水に溶けやすく設計されたトイレットペーパーの紙の目など、実はザルに等しいんです。特に不特定多数の人が利用する公共のトイレでは様々な菌があちこちに付着している可能性が高く、目に見えない菌に対して、私たちはどのように自衛すればよいのでしょうか。

実はトイレの蓋や洗浄レバーにも菌がびっしり!

トイレでは思っている以上に、他の人が触ったものに触れることが多いもの。
トイレの蓋や洗浄レバー、便座など人が触れる場所は菌に汚染されやすく、また掃除用具の管理によっては掃除の効果が出ていないだけでなく、菌を広めてしまうということも。

他人の菌がびっしりついていると思うとぞっとしますね。

除菌スプレーが備え付けられているトイレであれば、使う前にまず便座や洗浄レバー、トイレの蓋なども拭いてから使用することで感染リスクを減らせます。

※汚染レベルや薬剤の種類、使用量や使用方法等状況により効果は異なります。

「トイレットペーパー36枚重ね」 してますか?

日本防菌防黴(ぼうばい)学会によると「トイレットペーパーを36枚重ねてようやく手から大腸菌群が検出されなくなる」との結果が報告されています。
手にトイレットペーパーをくるりと巻きつけた長さを仮に25cmとして、36枚重ねるとしたら25cm×18回=450cm。これでお尻を2回拭く場合、一度に約9mものトイレットペーパーを使用する計算になり、不経済であるだけでなく、トイレに詰まりやすいという弊害も生まれます。この結果を見るとトイレ一回につきそれほど大量の紙を使うということは現実的ではなく、また、お尻を拭いた後の手にどれほどの菌が付いているのか想像できますね。

だからこそちゃんとした手洗いが大事

このようにトイレ内のあらゆる箇所に感染の原因が存在するため、やはりトイレの後は手洗いが必要なのです。

特に指の間、爪の間、親指の付け根は、手のひらを擦り合わせるだけでは十分に洗うことができず、それでいて水気がたまりやすいので菌が繁殖しやすい部分でもあるので重点的に。
手を洗う
また、忘れがちなのが手首。長袖を着ていたり、腕時計をしていたりすると少し面倒かもしれませんが、この部分まで泡をつけてしっかり洗いましょう。

そして洗い流す時も、さっと石鹸の泡を流すだけでは足りません。

泡で包まれた菌を洗い流すには「ハッピーバースデートゥーユー」を2回歌う程度の時間(20〜30秒程)をかけて洗い流すのが良いとされています。

目に見えない菌を相手に予防するということは大変なことです。
トイレ以外の感染源ももちろんたくさんありますし、気候や体調によっては気をつけていても感染してしまうことも。

だからこそ基本の「基」である手洗いに意識を傾け、外出後、調理や食事の前、トイレの後にしっかりと手洗いをして予防して行くことが重要です。


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参考文献
日本防菌防黴学会 http://www.saaaj.jp/
「ここがおかしい菌の常識−え!本当はそうなの 清潔・不潔」(青木皐 著 / ダイヤモンド社 刊)

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