レンタル製品導入事例～お客様の衛生対策ご紹介～

劇団員のための快適な環境づくりで年間3000公演を支える―――劇団四季四季芸術センター

2023.01.05

日本カルミック製品をご利用いただく施設や企業の衛生対策をご紹介する本企画。
今回は、劇団四季の拠点である「四季芸術センター」をお訪ねし、総務部の中山隆さんにお話を伺いました。

自然に囲まれ季節ごとに豊かな表情を見せてくれる施設

創造の場「四季芸術センター」

神奈川県あざみ野の閑静な住宅街にある「四季芸術センター」は、日本を代表する演劇集団「劇団四季」の本拠地。大小10の稽古場やレッスン室、トレーニングジムのほか、衣装や床山、小道具の工房、食堂までも完備した、まるで大学のような巨大な施設です。

本番さながらの稽古ができるという、舞台と同様の広さをとれる稽古場

中山さん: 「劇団四季の年間公演回数は約3,000回。全国各地で公演を行っておりますが、すべての作品はここから生まれています。作品の稽古はすべてここで行われますし、作品に出演していない俳優もレッスンやトレーニングに通います。劇団員から研究生、技術スタッフや経営のスタッフたちまで、劇団四季のすべてはここに基盤があるのです」

体力作りも役作りのひとつ。設備が整ったトレーニングルームも併設

劇団四季の総劇団員数は約1,400名。非常に多くの方が「四季芸術センター」を利用します。コロナ禍での衛生対策はどのようにしてきたのでしょうか。

中山さん: 「館内には手指消毒用のアルコールを至る所に設置しています。トイレや食堂はもちろん、玄関、廊下、稽古場など…。目に触れる機会を増やすことで劇団員の意識も高まったのではないかと思います。また各々が常に持ち歩くために、消毒液を自分の容器に自由に補充できるようにしてあります。施設内には俳優たちの健康管理を行う医務室があるのですが、感染対策においても看護師の資格を持った医務室のメンバーと連携しながら実施しています」

健康管理のほか、館内の衛生指導も行う医務室

中山さん: 「ほかにも、食堂の座席を向き合わない形に変更したり、館内にポスターを掲示して注意喚起などを行っています。公演に差し障りがないよう、施設を運営する側として、感染対策を徹底しています。

カルミック「ハンドドライヤー」

トイレにはカルミックの『ハンドドライヤー』を設置しています。再開を検討中の施設もあるようですが、弊社では医務室のメンバーと協議し、タオルやハンカチを濡れたままで使用するよりも衛生的、と判断しました。“完全に乾ききるまで使用するように”と掲示しています」

中山さん: 「ここは劇団生活の基盤になる場所ですので、劇団員の健康を守り、稽古に集中できるように快適な環境を整えることが大切です。そのため、カルミックの様々な製品を採用しているのですが、この度設置した『フォトキャタリストサニタイザー』もそのひとつです。俳優たちのロッカールームは長年カビで悩まされており、これまで様々な対策を検討しましたがどれも採用には至りませんでした。しかし今回は『フォトキャタリストサニタイザー』の光触媒を使った除菌と脱臭の機能に期待して採用させていただきました。壁掛けでスマートに設置することができ、大がかりな工事も必要ない上、フィルターは定期的に交換しメンテナンスしてもらえるので手がかからない、という点も気に入っています」

ロッカールームに設置した「フォトキャタリストサニタイザー」

カルミックでは製品のレンタルサービスのほかに、衛生設備のメンテナンスも行っています。

※写真はイメージです

中山さん: 「主にトイレ周りで、カルミックの製品にはお世話になっておりますが、特に男子トイレに『サニタイザー』を設置したときは、周りからも快適になったという声がありましたね。そのおかげで日常の便器の汚れやニオイは改善されていたのですが、施設は築15年ということもあり、見えない部分の配管周りは以前から気になっていました。そんな折、カルミックでも設備メンテナンスができることを知り、先日、パイプクリーニング（排水管清掃）をしていただいたんです。カルミックさんはこの建物のトイレをよくわかって下さっているので安心でしたし、普段見ることのできないパイプの中の状況を、施工前後の写真で確認することができました。施設を長く使っていくためにも、今後も定期的にメンテナンスをしていけたらと思っています」