レンタル製品導入事例～お客様の衛生対策ご紹介～

伝統とモダンが融合した空間で快適なひとときを―――浅草ビューホテル

2021.10.20

TOP
事例紹介
伝統とモダンが融合した空間で快適なひとときを―――浅草ビューホテル

日本カルミック製品をご利用いただく企業や施設の衛生対策をご紹介する本企画。
今回は、「浅草ビューホテル」をお訪ねし、本庄正則さん（管理部施設課支配人/写真左）、大本尊文さん（料飲部レストラン・バー課支配人/写真右）にお話を伺いました。

浅草ビューホテル
https://www.viewhotels.co.jp/asakusa/

日本を代表する観光地、東京浅草。「浅草ビューホテル」は1985年のオープン以来、地域に愛されるホテルとして歴史を重ねています。

今回お二人にお話を伺ったのは、眼下に絶景の広がる地上26階のレストラン「スカイグリルブッフェ武藏」。青く澄み渡る空にスカイツリーがそびえたち、歴史ある浅草寺の本堂や五重塔など朱色の美しい姿を楽しむことができます。伝統とモダンが融合した圧倒的な眺望でした。
また、ここ浅草ビューホテルでは隅田川花火大会を間近に観ることができます。花火の楽しみは“見る”ことに加えて“音と空気の震えを感じる”ことですが、スカイツリー側の客室には“音を感じる”ために『開く小窓』が設けられているそうです（注）。そして上野側に宿泊されているお客様のためにも、川に向かって『開く小窓』のある眺望室のご用意があり、ご宿泊客様全員が楽しめる工夫がされています。眺望室の小窓は大晦日にも開かれ、浅草寺の除夜の鐘など、浅草の季節の風物詩をライブ感たっぷりに伝えてくれます。

*注　スカイツリー側の下層の部屋に設置

『開く小窓』のある眺望室。右下の窓が開きます。

地元との絆

大本さん: 「地域の方々に愛されるホテルを目指しております。新型コロナウイルス感染拡大で観光客の方は減っていますが、当ホテルは地域の皆様に支えられています。」

苦しい時の励ましは心に沁みるもの。大本さんのお言葉からは、地域の方々への感謝を精一杯のおもてなしの心で返していこうという下町らしい心意気を感じました。

大本さん: 「私どもがお客様の名前を覚えることはもちろんですが、お客様が従業員の名前を覚えてくださいます。よい意味で緊張しますが、本当に支えられている、愛されていると感じています。」

フロントロビーでは町内神輿、入口では年末の羽子板市の賑わいを伝える歌舞伎十八番「助六」の図柄の巨大羽子板がご覧いただけます。粋でいなせな地元浅草との深い絆にあふれています。

また、こちらのホテルでは “木のぬくもり”を随所に感じることができます。シティホテルというより、家にいるようなくつろぎを感じる“日本の宿”と言えます。

館内に菌を持ち込まない

社員通用口には、館内に入る扉の前に手洗い場があります。そこには20秒を計るタイマーと「20秒間は手洗いをする時間です。」と書かれたポスターが目に入ります。従業員・関係者の皆様は、入館の際にはこの“関所”を通らなければならないのです。

本庄さん: 「手を石鹸で洗ったあとは手指消毒をします。消毒をしないと館内に入るドアが開かないシステムになっています。」

また、特筆すべき点は、バックヤードに従業員用トイレとは別に“調理従事者専用トイレ”があることです。ドアの開閉、便器の蓋の上げ下げ、トイレを流すのもすべてタッチレス。こちらも最後に手指消毒をしないとドアが開かないシステムになっています。

これらはノロウイルス対策として導入していたもので、新型コロナウイルス以前から衛生管理に対する感覚が鋭く、的確であったことが理解できました。

本庄さん: 「新型コロナウイルスの感染が拡大し、世間で衛生対策の重要性が高まりをみせているときも、もともと衛生対策はしっかりとしており、従業員の意識も高かったので、スムーズに対応できました。」

大本さん: 「新型コロナウイルスが広がってすぐに、従業員はマスクを着用しましたが、都内でもかなり早い方だったのではないでしょうか。」

ロビーにあるソファにアルコールスプレーをかけているスタッフの方がいらっしゃいました。すべてのソファが満遍なく除菌されるように、とても丁寧にスプレーされている姿が印象的でした。

こうした対応は新型コロナウイルス感染防止のため、より注意深く対策されているものもありますが、もともと従業員の方々の衛生面の意識が高く、体にしみこんでいるようです。

お使いいただいているカルミック製品について

カルミックの製品は館内のいたるところでご利用いただいています。

写真左：シートクリーナー、サニッコ　写真右：オートフォームソープ

本庄さん: 「ハンドソープやサニッコ（生理用品ボックス）などは、場所により利用頻度に差があるので、利用状況に応じてサイクルを決めるカルミックのメンテナンスのおかげで助かっています。レストランのある26階のトイレは一番利用頻度が高く、頻繁にメンテナンスしてもらっています。」

2017年にリニューアルした1階のトイレ。明るく広々としています。

1階の女性用トイレに併設されている授乳室。
ディディーパック（子ども用紙おむつ容器）は衛生的で安心して使うことができ、小さなお子様連れのお客様に好評です。

お客様からいただく言葉「衛生対策が徹底しているので安心」

徹底した衛生対策は「ここまでする必要はないのでは？」とのお声をお客様からいただくほど。
まず、“従業員の健康を守ること”が衛生対策のスタートと位置付けています。従業員が健康不安を感じれば、すみやかに上司に相談できる風通しの良い社内環境で、自発的できめ細やかなサービスが生まれました。
お客様も従業員の衛生に対する姿勢を感じ取ってくださり、「衛生対策が徹底しているので安心できます」とのお声をいただくとのことです。

今回お話を伺ったお二方の語り口調から醸し出される、静かながら絶対の自信。粋な江戸文化とモダンライフが調和する美しいホテル、従業員の方々のまごころが作りあげる安心空間に、ぜひ宿泊してみたいと思いました。